• 2013年05月22日 【メルマガコラム】想定通りの運用なんてするもんじゃないんじゃないかという話

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    発信元:メールマガジン2013年5月22日号より 小西一星

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    ■ 想定通りの運用なんてするもんじゃないんじゃないかという話
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    皆さんご存知でしたか?
    なんと同じタブレットでも、
    iPad、iPad mini、Nexus7でアドワーズの表示の形が違うのです。
    しかもそれぞれタブレットを横にするか縦にするかでも違うのです。
    どう違うか説明しましょう。
    iPadとiPad miniでそれぞれ検索してみますとですね、

    …あれ?
    同じになってる…。

    いや、違ったんですよ、ほんとに先月末くらいは、違ったんですよ、

    皆さんご存知でしたか?
    iPadとiPad miniではアドワーズの表示の形が同じなn(ry

    (以下ループ)


    ということで僕が最近思っていることというのは、
    現代のIT社会ではオオカミ少年の話が成り立たない、
    ということではなく、

    やっぱり検索やネット閲覧の環境において、
    ユーザー自身が選ぶ環境が多種多様化しているし、
    サービス提供側もやり方をどんどん変えるということです。
    今さら感満載の話ですが、とにかく複雑化がさらに進んでいくだろうということです。

    以前のiOSのタブレットでは、検索結果の右側にはアドワーズが出ませんでした。
    最近は出ます。
    でも先月は機種や、縦か横かで出たり出なかったりもしてました。
    今後もどうかはわかりません。
    今日はこうです、って言ってももう明日どうなってるかわからないので書く気も起きません。

    Androidなんてサイズのバリエーションが豊富なので、
    それによっても違ったり違わなかったりするのでしょう。
    Googleは確実に機種レベルで判別をしていますし、
    となるとサイズによって最適な表示方法は別だと考えて変えている可能性は高いわけです。
    実際同じOSの異なる機種で表示の仕方が違うのも確認しています。


    とかなんとか考えていると、もう、
    あらゆる環境を想定して広告の設定しておくことなんて不可能だなぁ、
    と思えてきました。

    環境がシンプルなのであれば、考えられる限りの環境に合わせた広告の設定をしておいて、
    実施、検証、改善していけば各環境に合わせた設定をすることで、
    成果を最大化することが出来ました。

    ですが環境が複雑化していく中、
    もちろん、
    出来る限りの想定をして仮説を立てることが今後も必要であることに間違いはないですが、
    考えすぎても仕方ない領域や、想定しても想定不可能な領域が多くなるのも
    間違いないかと思います。

    実際、掲載順位のコントロールの都合上、
    キャンペーンは、PCと、タブレット&スマホで組む、と考える運用者もいますが、
    ですがそれももう通用しないわけです。
    タブレットはスマホと同様上位2位までが重要、と考えたわけですが、
    今はそれも違うわけです。
    もっと言うと上位は3位まで出る環境もあるわけです。

    ややこしいですね。


    あらゆる環境(デバイス、地域、時間、回線など)ごとに、
    それぞれの仮説を立てたうえでなるべく細かく設定してコントロールすること、
    もちろん基本的には考えるべきだとは思いますが、
    今後のことを考えると、
    これに、プラスアルファ、
    変化が激しいのと複雑すぎて想定出来ない範囲をいかに上手いことやるか、
    ということを考えるべきかな、と思っています。

    これを考えるのに二つのポイントがあると思っています。

    まず一つ目が、いかに広告システム側に任せてしまうかということ。
    Googleは今後検索連動型広告を、
    様々な環境に合わせて最適な広告表示がされるようにしていく、
    と考えています。
    そのとっかかりがエンハンストキャンペーンなわけです。
    誤解を恐れずに言うのであれば、
    運用者としては、
    運用者が考えられる限りのやためったら細かい設定をするのではなく、
    Googleがよしなに判断が出来るように必要な情報をGoogleに与えておく、
    といういうように意識を変えることが必要なのでは、と思います。

    もう一つのポイントが、自動化機能です。
    自動化と言うと自動入札ツールを思い浮かべる人が多いかも知れませんが、
    自動入札ツールは、CPAがいくらだったらいくら単価を上下する、という、
    結局は運用者がコントロールするためのツールです。
    ここで言う自動化機能というのは、
    運用者が考えられる範囲を飛び越えた調整をしてくれる機能のことです。
    具体的には、拡張CPCとコンバージョンオプティマイザーのことです。
    このデバイスでこの時間帯でこの地域だったら単価をこれだけ上げたほうがいいというような、
    運用者が考えるには難しいレベルの複雑な条件に合わせた調整をしてくれる機能です。

    様々な環境に合わせて最適な広告表示が出来るようにするためには、
    Googleとしても、運用者にコントロールされるのではなく、
    運用者からある程度勝手にやっていいと任せてもらわないといけません。

    もちろん、Googleが現時点でそれほどまでにいい動きをしてくれるかというと、
    まだまだとっても多くの課題を感じます。

    ただしいつまでも人間がコントロールしきれるほど、
    環境はシンプルであり続けるのか?ということは、
    様々な環境で検索行動、ネット閲覧をしていればこそ、
    自分自身でも感じるのが自然ではないでしょうか。



    Googleがよしなに判断出来るように必要な情報を与える
    ということがどういうことなのかと考えると、
    各環境ごとのおおまかな設定をしたり自動化機能を上手く使ったりということ、
    だけではなく、
    各環境においてユーザーのためになる情報を与えられるようにすること、
    つまり結局のところキーワードと広告とリンク先URLをどうするか、
    これに尽きるのではないか、

    と僕は言い切ります。

    それでは、僕の主張をぜひ、
    今のIT社会でオオカミ少年の話が成り立たないということを十分にご理解いただいたうえで、
    しっかり心に刻んでいただければ幸いです。
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